サステナビリティ E(環境)

ENVIRONMENT E(環境)

環境方針

環境理念

小松ウオールは、かけがえのない地球環境を守るため「企業活動と環境保全の調和」を経営の重要課題のひとつとして捉え、地球環境保全の活動を通して社会に貢献します。

行動指針
  1. 1.環境影響を考慮した企業活動の実践と製品の提供に努める。
  2. 2.国、地方自治体等の環境関連の法規制を遵守することはもとより、当社が同意した業界等の指針、要請には、積極的に応え、環境汚染の予防に努める。
  3. 3.環境保全を図るために、具体的な目的・目標を設定し、環境マネジメントシステムの継続的な改善により環境管理の向上に努める。
  4. 4.省資源、省エネルギー、リサイクル、廃棄物の削減に全ての企業活動において取り組む。
  5. 5.良き市民、良き従業員として地球環境に優しい、行動に努めると共に、地域社会と協力し環境保全活動を進める。
  6. 6.従業員一人ひとりの環境保護意識を向上させるため、教育、啓蒙活動を継続的に行う。

令和5年6月22日

代表取締役社長 加納 慎也

環境マネジメント

環境マネジメント組織図
環境法規制順守

事業活動を行ううえで関連する環境法規制等は多くあり、最新情報を常にチェックし関係部門に発信しており、定期的に法規制等の順守を評価する社内規程を設け、順守状況を確認しています。

また、工場から出た排水は、法規制値より厳しい自社独自の上乗せ基準値を設け、監視を徹底しています。

内部環境監査

ISO14001の要求事項及び当社で規定した要求事項が適合していることや、有効に実施され維持されていることを確認するため、毎年計画を立て内部監査を実施しています。前回の内部環境監査や外部監査での指摘事項や、関連法規制の順守状況、著しい環境側面を踏まえ、監査の計画を立てています。

また、不適合事項や改善の機会を発見するだけでなく、被監査部門の取り組みからグッドポイントとなる事例を見つけ、水平展開することで社内に共有する活動も実施しています。

ISO 14001 認証取得

当社は2001年3月2日、一般財団法人日本品質保証機構(JQA)より、環境管理システムの国際規格である「ISO14001」の認証を取得し、環境に関する目標を定め、その達成に向けて継続的に取り組んでいます。

今後も、環境にやさしい製品の開発・提供と地球環境保全の活動を通して社会に貢献してまいります。

※ISO14001に基づく内部監査/外部審査における重大な指摘や、重大な環境法令違反はございません。

ISO14001マネジメントシステム登録証[PDF:572KB]
登録日
2001年3月2日
審査登録機関
JQA:(一財)日本品質保証機構
適用規格
ISO 14001:2015 / JIS Q 14001:2015
登録認証番号
JQA-EM1362
登録活動範囲
建築及び土木構造物用間仕切製品、ドア製品、内装金属製品及びオフィス用家具製品の設計・開発及び製造
気候変動(TCFD提言に基づく情報開示)
TCFD

当社は2023年3月9日にTCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)提言の趣旨に賛同しました。

TCFDフレームワークに基づく情報開示[PDF:314KB]   
GHG排出量
第三者保証について

当社のGHG排出量(2024年度実績)について、アスエネヴェリタス株式会社による、国際保証業務基準(ISAE)3000および3410に準拠した第三者の保証を受けています。

第三者保証報告書[PDF:257KB]        

       
バリューチェーンにおけるGHG排出量

※一部、算定方法を見直したため、過年度数値を変更しております。

       
       (t-CO2)         
2020年度実績 2021年度実績 2022年度実績 2023年度実績 2024年度実績
Scope1 3,079 3,094 3,071 3,030 2,914
Scope2 マーケット 3,289 3,203 3,222 576 538
Scope2 ロケーション 3,037 3,033 3,019 3,106 3,026
Scope3※1
1.購入した物品・サービス
49,777 57,668 73,021 77,089 77,398
2.資本財 4,740 2,781 2,819 2,958 5,569
3.スコープ1,2に含まれない燃料及びエネルギーの関連活動 1,246 1,237 1,278 1,241 1,211
4.上流の輸送・流通 2,097 2,173 2,289 2,322 2,225
5.事業から発生する廃棄物 59 58 59 64 63
6.従業員の出張 122 154 312 375 376
7.従業員の通勤 1,320 1,282 1,254 1,211 1,211
12.販売した製品の廃棄処理 1,845 1,918 1,956 2,028 1,983
Scope3 合計 61,205 67,272 82,987 87,287 90,036
Scope1+Scope2 合計
(マーケットベース)
6,368 6,297 6,293 3,606 3,452
Scope1+Scope2 合計
(ロケーションベース)
6,116 6,127 6,090 6,136 5,941
Scope1+Scope2+Scope3 合計
(マーケットベース)
67,573 73,569 89,279 90,893 93,488
Scope1+Scope2+Scope3 合計
(ロケーションベース)
67,321 73,399 89,077 93,423 95,977
      

※1 上記以外のカテゴリーは当社には関連性がないためScope3の算定対象外

CO2排出量の対象範囲や算定方法[PDF:229KB]
SBT認定

当社は、2030年度に向けた温室効果ガス削減目標について、SBTi(the Science Based Targets initiative)の認定を取得しました。

ロゴ:SBT

【認定された目標】

  • 2030年度までに、スコープ1、2の排出量を2019年度比50パーセント削減
  • 2025年度までに、再生可能エネルギーの年間調達割合を100%に引き上げ
  • 2028年度までに、主要なサプライヤーが科学に基づく削減目標を設定するようエンゲージメントを実施

SBTi(the Science Based Targets initiative) は、WWF(世界自然保護基金)、CDP、UNGC(国連グローバルコンパクト)、WRI(世界資源研究所)による共同イニシアティブです。企業に対し、「世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑え、また1.5℃に抑えることを目指すもの」というパリ協定の水準に整合した目標の設定を支援・認定しています。
SBTi ホームページ(英文)

当社は、持続的な企業価値の向上と社会課題の解決のため重点的に取り組む事項をマテリアリティとして特定しており、特に環境に対する重要課題には「持続可能な循環型社会の実現」および「製品を通じた気候変動対応への貢献」を掲げています。今後も、温室効果ガス排出量の削減をはじめとする環境負荷の低減に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

      

※ スコープ1:燃料の燃焼等による直接排出
※ スコープ2:他社から購入した電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出

環境負荷低減への取り組み
再生可能エネルギーの導入
図:再生可能エネルギーの導入

小松ウオールは本社及び工場における利用電力について、北陸電力株式会社の提供する「グリーン特約(かがやきGREEN)」を利用し、CO2排出量ゼロの電力供給を受けることになりました。(2023年4月より切り替え)

ロゴ:かがやきGREEN

今回の利用電力の切り替えにより、年間約2,700トン(2022年度実績)のCO2排出量を削減できる見込みであり、これは杉の木約192,500本が1年間に吸収するCO2に相当します。

コンテナ輸送によるCO2削減

当社は、国土交通省が設置した「エコレールマーク運営・審査委員会」で、地球環境にやさしい鉄道貨物輸送に取り組んでいる企業として認定されています。

エコレールマーク制度は、地球環境に優しい鉄道貨物輸送を一定以上利用している商品または企業に、「エコレールマーク」の認定を行い、流通過程において鉄道によるモーダルシフトによって企業が地球環境に貢献していることを表しています。

※モーダルシフト
輸送手段をトラック輸送よりも環境負荷が少ない船や鉄道に切り替えること。モーダルシフトを行うことでCO2排出量の削減につながる。

エコレールマークについて
認定商品名
  • 固定間仕切 軽量ドア
  • 移動間仕切 小松ランニング
  • 可動間仕切 マイティウォール
  • トイレブース サニティ
認定の基準(認定企業)
  • 500km以上の陸上貨物輸送のうち15%以上鉄道を利用している企業
  • 数量で年間1万5千トン以上または、数量×距離で年間1,500万トンキロ以上の輸送に鉄道を利用している企業
その他の活動
  • 社員の環境意識向上のため、毎年定期に環境教育を実施
  • 事務所・工場の照明設備をLEDなどの省エネ機器へ転換
  • オフィス内での空調管理の徹底
  • 工場機械設備のインバーター制御化
  • 廃熱利用設備の導入
加盟団体
日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)

当社は、日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)の趣旨に賛同し、賛助会員として加盟しております。

ロゴ:JCLP
日本気候リーダーズ・パートナーシップ
資源循環
環境対応製品
モールシステム MOL SYSTEM

ローパーティションのモールシステムはグリーン購入法適合品となっており、環境に配慮した製品となっています。

リペアワークドア

リペアワークドアは、既存のドア枠を利用して扉を新しく交換することができる改修工事対応の鋼製軽量ドアです。既存壁を壊さずに現場の状況に応じて3種類の工法を使い分け、改修工事現場での廃棄物削減、工期短縮及びコストダウンに貢献し、環境負荷低減にもつながっています。(2018年発売)

防錆下地塗料(KWグレー4S)

建具を現場塗装する場合の防錆下地材として、環境配慮にすぐれた防錆下地塗料を使用しています。 鉛、クロムなどの有害重金属顔料を含まず、人体にも環境にも安全な塗料です。建築基準法ホルムアルデヒド放散区分F☆☆☆☆ 日塗工登録塗料で、溶剤の状態でF☆☆☆☆規格ですので乾燥後はもちろん、塗装、乾燥時の工場内、外の環境にもやさしい塗料です。

廃棄物低減
図:廃棄物低減 貫流ボイラー

木製品の製造過程で発生する木くずを貫流ボイラーの燃料にすることで廃棄物の重量を約20分の1に削減し、発生した熱を設備で使用することでエネルギーの削減にも寄与しています。

図:廃棄物低減 コイル鋼板

ポールや巾木などの長尺部材の原材料である鋼板をコイル鋼板にすることで長さ調整の際に不要となる端材の廃棄を減らすことができます。また、連続製造が可能な部材は製造の効率化につながります。

再資源化

49期(2015年度)より製造時に発生する廃棄物においてゼロエミッションを達成しています。

再資源化グラフ ※製造時の廃棄物に限る
※サーマルリサイクルを含む
※ゼロエミッション:最終処分量(埋め立て量)1%未満

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