- サステナビリティ
CDP「サプライヤーエンゲージメント評価」で 最高評価の「A」を獲得
― 「空間の可変性」で建物の長寿命化を促進。パーティションから建設業界の脱炭素化を牽引 ―
小松ウオール工業株式会社(本社:石川県小松市、代表取締役社長:加納慎也、以下、小松ウオール)は、環境情報開示システムを運営する国際的な非営利団体CDPより、2025年度の「サプライヤーエンゲージメント評価(SEA)」において、最高評価である「A」スコアを獲得いたしました。
今回の選定により、当社のサプライチェーン全体における脱炭素への取り組みが、世界的に見ても先進的な「リーダーシップレベル」にあると認められました。この結果は、脱炭素および水資源保全への継続的な注力が評価されたものです。今後は、壁を壊して捨てる「作り直し(スクラップ&ビルド)」を抑制するパーティション独自の「可変性」をさらに追求し、持続可能な社会基盤の構築に一層貢献できるよう取り組んでまいります。
■ CDP「サプライヤーエンゲージメント評価(SEA)」とは
SEAは、企業がサプライヤーとどのように協働し、サプライチェーン全体での気候変動リスクを管理しているかを評価する指標です。評価項目は、「リスク管理プロセス」「ガバナンスとビジネス戦略」「サプライヤーエンゲージメント」「Scope3排出量」「ターゲット」の5つのカテゴリで構成されています。最高評価「A」を獲得した企業は、「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」として認定され、カーボンニュートラル実現への貢献度が高い企業として公開されます。
<CDPサプライヤーエンゲージメント評価>URL:Supplier Engagement Assessment - CDP
■ 「A評価」獲得の背景となった主な取り組み
小松ウオールは、「企業活動と環境保全の調和」を経営課題とし、以下の5つのプロセスを軸にサプライヤーとの協働を強化しています 。
①アンケート調査等を通じたサプライヤーの排出量把握の推進
サプライヤー各社の温室効果ガス排出量や再エネ導入状況を把握するため、定期的なアンケート調査を実施しています。サプライチェーン全体の現状を可視化することで、実効性の高い削減計画の策定につなげています。
②SBT認定に基づく削減目標の共有
国際的な目標水準である「SBT(Science Based Targets)」認定に基づいた自社の削減目標をサプライヤーと共有しています。あわせて、透明性の高い情報開示を促すため、CDPへの回答を要請し、目標の目線合わせを行っています。
③排出削減に関する具体的な情報提供と連携
単なる要請にとどまらず、当社の知見を活かした排出削減に関する情報提供や勉強会を計画しています。サプライヤーが抱える課題を共有し、共に解決策を検討する「伴走型」の支援を強化します。
④第三者保証を取得した精度の高いScope3排出量データの管理
サプライチェーン全体での排出量(Scope3)の信頼性を高めるため、算定データにおいて第三者機関による保証を取得しています。精度の高いデータ管理体制を構築し、サプライヤーと共に確実な削減実績を積み上げています。
⑤環境配慮型製品の優先購入や、購買基準へのESG評価の組込み
製品の原材料調達において、環境負荷の低い資材を優先的に選択するグリーン調達を推進しています。また、購買基準そのものにESG評価項目を組み込むことで、環境に配慮したものづくりを行うパートナーを正当に評価し、選定する体制を整えています。
■高評価を原動力に、環境経営を「評価の取得」から「業界の脱炭素化」をリードする実行フェーズへ
今回の最高評価獲得は、当社の環境経営における重要なマイルストーンであると同時に、お客様に選ばれるための確かな「競争力」を確立する転換点となります。
今後は、この評価を背景に、ゼネコンや設計事務所からの信頼をさらに向上させ、環境配慮が求められる案件などにおいて、低炭素対応企業としての圧倒的な優位性の確立を目指してまいります。特に、本評価の獲得は、国土交通省が推進する「総合評価落札方式」等における加点要素としての価値も有しており、営業および入札における競争優位性をさらに高めるものと確信しております。あわせて、企業の環境・社会・ガバナンスへの取り組みを重視する「ESG評価」がサプライヤー選定の重要な指標となる中、 低炭素社会への適応力を明確に示すことで、将来的な選定リスクを排除し、社会の要請に応え続ける持続可能な事業体制を構築してまいります。
▼小松ウオールのサステナビリティへの取り組み
